W3C、TAGの任命に向けてコミュニティからの意見を募集
W3Cは、W3C Technical Architecture Group(TAG)の任命に向けて、より広いコミュニティからの意見を募集しています。選挙結果の発表を受けてのものです。本投稿について、組織内や関心を持ちそうな友人・同僚の方々にもぜひ共有してください。
アクションの呼びかけ
W3Cプロセス文書のTAG任命に関する規則に従い、W3Cチームは、TAG選挙を補完するために任命候補者を積極的に募集する責任を負っています。これは、技術的背景、知識、スキルセットの多様性を含む、バランスの取れた多様なTAG構成を実現するためです。
今回、W3Cチームは2名を任命します。任期は本選挙サイクルに従い、任命時から2028年1月31日までとなります。
提案を受け付けるための内部メーリングリスト用のメールアドレスを開設しました。
提案は、2026年1月5日までに nomination@w3.org 宛に送信してください。その際、理由も併せてお知らせください。自己推薦および他者推薦のいずれも可能です。できるだけ具体的に、かつ簡潔にご記入ください。
以下の2点にご注意ください:
- プロセスの制約により、TAGへの参加は、同一組織を主たる所属とする個人は1名に制限されています。今回のTAGメンバーの所属は、Ant Group、Google、Huawei、Samsung、Thinktectureです。
- 任命者は、渡航費を含むTAG活動のための資金を自身で確保する必要があります。
タイムライン
2025年12月10日から2026年2月1日までの期間において、W3Cチームは提案内容を評価します(提案された人物の意思や資金的条件の確認を含む)。その後、W3Cチームによる選定は、W3C Advisory BoardおよびTAG双方による無記名投票による承認を経て決定されます。
W3C TAGの役割
TAGは、Webアーキテクチャの統括を目的とした特別なW3Cワーキンググループとして2001年に設立されました。その役割は以下の3点です:
- Webアーキテクチャの原則を文書化し、それに関するコンセンサスを形成するとともに、必要に応じてそれらを解釈・明確化すること;
- Webアーキテクチャ全般に関する課題の解決を担うこと;
- W3C内外における技術横断的なアーキテクチャ開発の調整を支援すること。
TAGは、Horizontal Review Processの一部として、多数の仕様(W3C内外を含む)を初期段階からレビューしています。
また、TAGおよびW3C Advisory Boardは、仕様に関する異議を解決するためのW3C Councilの一部でもあります。
TAGに求められるスキル
これらの役割を果たすためには、TAGの構成がバランスよく、多様なスキルが相互補完的であることが重要です。
TAGのメンバーには、1)Webプラットフォーム全体にわたる機能の技術設計レビューに貢献できること、または2)Webアーキテクチャにおいて重要なテーマについてコンセンサス形成を主導できること、のいずれかが求められます。控えめな専門家よりも、慎重なジェネラリストや協調性のある積極的な専門家が適しています。
現時点でTAGでは、以下の分野の専門性が不足しています:
- CSS、ユーザー体験、GPU、メディア
- 南米、アフリカ、CJK以外のアジアなど、比較的経済的に恵まれていない地域のインターネットユーザーのニーズ
- 非男性の視点
TAGメンバーとしての参加
TAGの選出・任命メンバーは、個人としての立場で活動し、W3C全体のメンバーおよびWebコミュニティの利益に貢献します。Member代表や招待専門家としての役割とは切り離され、TAGでは特定の組織や技術に偏らず、Web全体にとって最適な解決策を判断します。TAGへの参加には、以下のコミットメントが含まれます:
- 週1〜3回のテレカンファレンスへの参加,
- 年3〜4回の対面会議への参加,
- TAGメーリングリストでの議論への参加,
- 年2回のAdvisory Committee会議への参加(推奨,必須ではない)。
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